【定例会 報告】グループホーム運営のビアン様のお話し

遅くなりました。
6月19日の定例会でお越しいただいた株式会社 ビアン様のお話しを報告いたします。


講師:山﨑様 西田様 (ともに株式会社 ビアン)
開催内容:みたか・認知症家族支援の会 定例会
開催日時:平成26年6月19日(木) 13:30-16:00
   場所:みたかボランティアセンター
配布資料:(株)ビアン会社案内、もえぎ三鷹上連雀パンフレット、もえぎ三鷹上連雀 退去されたご家族からのメッセージ(抜粋)、掲載された地域情報誌(リビングむさしの)


まず、山﨑様より事業概要のお話し、
次に西田様より三鷹の認知症対応型グループホーム(注1)のお話しを伺いました。.

 

会社概要
2002年7月、杉並区荻窪株式会社ビアン設立。
2003年10月、杉並区に認知症対応型グループホームを開設、
その後、2004年1月に三鷹市、2007年9月に中野区に認知症対応型グループホーム開設。
グループ会社は杉並区荻窪に建設事業(1946年~)、不動産事業(1964年~)の2社。

もえぎ三鷹上連雀(認知症対応型共同生活介護)
入所定員27名(1ユニット9名の3ユニット)
居室は全室個室で、その他に居間、キッチン、家庭菜園など
利用料は月額169,000円+介護保険自己負担分=200.000円前後
入所時には別途、入居金(30万円)、敷金・預かり金(20万円)が必要。
(敷金・預かり金については、退居時に返却致します。)


2000年に介護保険制度がスタートし、2003年に杉並区にグループホーム開設。
「何もわからない状況からはじめました」と西田様。
福祉に民間参入の創成期であり、お手本といえるものはなかったそうです。

その当時の認知症を取り巻く環境
「つながりが絶たれている方が多かった印象です。」
「まず認知症に対するイメージがよくなかったです。名称も違いましたね。
(ホーム設立時に)町内会の方も認知症の方の徘徊の心配をされていました。
私が訪問したあるお宅は、ご家族が電話線を抜いていました。
ご本人が心配のあまり、いろいろなところへ電話を掛けようとするからなんですね。
今ほど、デイサービス(デイケア)は多くないですし、外出の機会も少ないです。
社会との接点が絶たれている印象を受けました。」


10年以上が経過した現在、グループホームと地域との係わり
「なるべく地域に参加したいと思っています。
年に一回、神社のお祭りに参加しています。これはずっと。
段々顔見知りになって、外出のときにご挨拶を交わすご近所の方もいらっしゃいます。
施設では広い駐車場を利用して毎年、花火大会をしています。仕掛け花火もあるんですよ。
地域に開放していますので、浴衣姿の親子の姿も見られます。
ご利用者様は笑顔になりますね。子供が大好きな方が多いです。」


グループホームでの生活
「ホームでの生活はその人を知ることが大切だと思っています。身体も心も。
例えば、それぞれの方が役に立ちたい気持ちを抱えてると思うんです。
お茶碗洗い、モップがけ、なんでもいいんです。
できることをやってもらって、ありがとうの気持ちを伝えています。」


三鷹のグループホームは10年目
「当然ながら利用者の方もお年を召されます。
うちはホームの方針でご本人、ご家族が希望すれば看取りをしています。
これまで、数名の方を看取らせていただきました。
また、2006年の法改正(地域密着型サービス)でその市区町村から80%の利用者が必要になりました。元々、利用されている方は大丈夫ですが、新規の方はその兼ね合いもでてきます。年々、変化はありますね」


質疑応答
・ボランティアは入っていますか?

歓迎です。今は書道の先生に来ていただいています。

・三鷹の土地柄で感じることはありますか?
地域包括センターを回らせていただきましたが、人のお世話になりたくない、
家族で介護しようという方が多いように個人的には感じました。


・グループホームは要介護度が高くなると転移を勧められると聞いたことがありますが
そういうところもあるかもしれませんが、うちでは特にお勧めすることはありません。
ですが、ご家族の希望で特養に移った方はいらっしゃいました。


・生活保護受給中の方はいますか?
いらっしゃいません。

・入所する時期をどう思いますか?どの程度の段階で入所するのがいいのでしょうか
難しい問題です。いずれにしても、できることはやっていただくことが大切だと思います。

・職員の定着率について教えてください。
両極端ですね。辞める人は1,2週間で辞めます。
私見ですが、他業種から転職した方が多いような印象があります。


もえぎ左から、西田様、山﨑様
お二方様、ご多用の中お話しいただき誠にありがとうございました。


(注1)認知症対応型グループホーム(認知症対応型共同生活介護):
認知症対応型共同生活介護とは、居宅要介護者で、比較的安定した状態である認知症の人が、共同生活の住居で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話と機能訓練が受けられる介護サービスをいいます。
介護保険の世界では、一般的にはグループホームと呼ばれています。 (WEBNOTE - [介護]介護保険より抜粋)
WEBNOTE - [介護]介護保険 http://kaigo.k-solution.info/2008/05/_1_80.html

介護保険法 第八条
19 この法律において「認知症対応型共同生活介護」とは、要介護者であって認知症であるもの(その者の認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く。)について、その共同生活を営むべき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことをいう。

参考:介護施設利用料金 2012(特別養護老人ホーム・老人保健施設 利用料)
http://homepage2.nifty.com/gecko_field/hyou2.html
(猫とヤモリの青い空様内 http://homepage2.nifty.com/gecko_field/
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コメント

当時の質疑応答までがシッカリと蘇りました。
また、注書きが勉強になり、リンクが出来るのも楽しみです。
2014/ 07/ 07( 月) 16: 09: 07| URL| キーやん# mB.BT9Ic[ 編集 ]
 
配布資料のご家族からのメッセージで、「スタッフの方々には伯母だけでなく家族もケアして頂いていたと思います」という一文が心に残ってます。ご利用者に真摯に向き合うことでご家族が利用して良かったと感じ、時には施設の都合よりご家族の都合を優先する。人の助けになるのは、人の知識であり、人のアイディアであり、気持ちなのですねぇ。
2014/ 07/ 07( 月) 08: 11: 51| URL| テレビ前# WO/m/JBE[ 編集 ]
 

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